山梨県甲府市の医療法人恭栄会 今井循環器呼吸器科 【内科・循環器科・呼吸器科・小児科】

院内感染対策

 当院は下足のまま入室が出来ません。スリッパに履き替えて頂く必要がありますが、紫外線滅菌ボックスをご用意してありますので、ご利用ください。スリッパ自体も定期的にアルコール噴霧消毒をしています。欧米では「土足」による新型コロナウイルスの室内汚染が懸念されており、米疾病対策センターが発表したレポートによると、医療従事者だけが出入りする薬局の床の新型コロナウイルス陽性率は100%であったとの報告もあり、日本の生活様式が感染蔓延の防止に役立っていると考えられています。

床清掃
 埃にコロナウイルスが付着する事が確認されている為、適宜、昼休みにエタノールとイソプロパノール配合液による床消毒を行っています。流行期に入った際は、全職員がフェイスガードやアイシールド・感染防御ガウンを着用し、N95またはDS2・KN95規格のマスクを使用し外来業務にあたります。

 院内出入り口にはセンサー式体温計とセンサー式自動アルコール噴霧器をご用意しています。消毒は強制ではありませんので、ご希望される方は来院時及びお帰りの際にご利用ください。手動ポンプ式ではない為、消毒容器に手が触れる事がありません。

受付シールド
 受付にはスライド可動式の特注アクリル板を設置しています。コロナ感染症が5類へ変更後も、防犯及びクレーマー対策の一貫で設置は継続します。

サーモグラフィ
 原則、発熱がある方の院内への出入りを禁止していますが、自覚症状が乏しい場合がある事から、来院される方全員を対象に受付時サーモグラフィ判定を行っています。また、原則患者様の同伴者は1名でお願いしています。

受付サーモ
 額部の赤色変化をもって発熱の簡易判定とし、発熱が疑われる場合は即座に体温測定を行い、発熱が確認された場合は、院内陰圧隔離室へご移動頂くか、来院されたお車に戻り待機をして頂きます。

体温計
 体温測定は感染予防の観点から非接触式体温計を使用しています。

問診時
 診察前の血圧や体重・体温などの測定は、看護師が問診をしながら行います。流行期に入った際には、点滴台を改良したオリジナルのアクリルシールドで看護師と患者様が濃厚接触をしない様に配慮します。また聴診器や血圧計等、患者様に直接触れる院内医療機器は、適宜、エタノールによる拭き取りもしくは非引火性ガス噴霧消毒をしています。元々院内待合室には20名以上分の座席があるため、現状患者様同士の接触をさける目的で再診時完全予約制としている事から、院内座席で患者様同士が隣り合って座る事はありません。

採血台
 採血や注射を行う場合の移動式処置台を準備しました。点滴台を改良したオリジナルのビニールシートシールドを併設し、流行期に入った際には、看護師と患者様が濃厚接触しない様に配慮します。小型処置台のため消毒作業を速やかに行う事が出来ます。

処置室消毒
 院内処置室には自動噴霧式アルコール消毒液を設置しており、適宜、消毒を行っています。

 診察室にはHEPAフィルター搭載のパーティションタイプの空気清浄機を設置しています。流行期に入った際は、アイシールド・N95マスク・手袋・感染防御ガウンを着用しながらの診察になります。聴診は音量調整が可能な電子聴診器を用い、基本下着や薄手の服の上から行っています。

除菌シート
 ドアノブ・手すり・テーブル・処置ベット・レントゲン台などは、適宜、高エタノール濃度除菌クロスもしくは米国環境保護庁(EPA)の認可の過酸化水素活性剤を用いて消毒を行っています。

エタノール噴霧
 院内設備・パソコン・手拭きでは消毒が難しいカーテンや布製品については、非引火性高圧ガス噴霧器を用いエタノール消毒を行っています。

ロッカー
 全職員の仕事着は毎日洗濯をした新しいものを使用しています。脱衣可能な仕事着は、昼休みの時間帯に紫外線ロッカーで殺菌を行っています。

吸入器
 当院には吸入装置が3台あります。咳の原因がコロナ感染随伴症状として疑われる場合は、該当者に対する吸入処置は行っておりません。

 超音波検査時は、医療従事者と患者様との距離が近くなる事から双方の間にビニールカーテンを設置しています。適宜、窓を開けて室内換気を行っています。

通路
 呼吸困難や肺炎疑いで、レントゲン撮影が必要となった場合、レントゲン室までの通路を閉鎖空間に出来る様に変更しました。

 レントゲンは撮影毎にエタノールでの拭き消毒をしています。また呼吸困難症状の方の撮影後や画像上で肺炎所見が確認された後は、レントゲン室内窓の全開放による十分な換気と非引火性高圧ガスエタノールによる噴霧消毒を行っています。

陰圧室
 理学療法室を改修した院内隔離室には、排気容量が大きな換気扇を新設して陰圧状態が保てる様にしました。アコーディオンカーテンが持ち上がる程の陰圧を達成していますので、隔離室から院内に空気が流出する事はありません。隔離室で診察を行った患者様につきましては、隔離室でお会計します。

 陰圧隔離室の中には仕切りカーテンを設置してあります。室内奥側(写真左)の待機ベンチは出入り部分まで完全にカーテンで間仕切りが出来る仕様です。同ベンチサイドには、HEPAフィルター搭載の排気式及び吸引式それぞれのパーティション空気清浄機を向かい合わせで設置する事で、一定方向に空気が流れる様に対策を行っています。また隔離室には院内で最も大きな窓と最大流量の換気扇があり、短時間で室内を全換気する事が可能です。基本、複数の患者様が室内で同時待機する事はありませんが、4名以上の家族隔離にも対応しています。


 奈良県立医科大学からオゾンによる新型コロナウイルス不活性化の報告があり、追加報告が待たれる所ですが、院内隔離室のエタノール消毒に加え、オゾンクラスター1400によるウイルス対策も行っています。

ジアイーノ
 院内に大小合計で4台のジアイーノを設置しています。揮発した次亜塩素酸を空間に放出する事で、部屋に付着した菌やウイルスに効果を発揮します。発売元パナソニックの公表データによると密室状態で細菌やウイルスを99.9%抑制するには、少なくとも9時間を要するとの結果から、換気が感染予防対策の主になる診療中は使用せず、平日診療終了後から翌日開院時間までの約14時間、週末は診療終了後から自動停止するまで連続運転を行っています。稼動から数時間もすると密室の院内はプールの消毒臭がします。但し、新型コロナウイルスに対する抑制効果は、未だ実証されていません。

受付消毒
 受付事務の机にも消毒液及び高濃度エタノール除菌シートを常備しており、適宜、テーブルなどの消毒をしています。

トレイ
 適宜、会計トレイの洗浄とアルコール消毒を行っています。


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